★小児科にて

私の大好きな先生の話。
医師としてだけではなく、人間的な穏やかさを持ち合わせておられる先生です。
高熱でうなる子供を私の小脇に抱えて診察室を開けて、先生の顔を見るだけで、子供の病気が治ってしまったのではないかという錯覚を覚えるほどの安堵感がありました。
今は、別の病院で勤められており、時折車を飛ばして先生に診てもらいに行きたくなる衝動にかられます。
小児科のドクターですが、もし私が今余命宣告されるような病にかかったら、最期をこの先生達に看取ってほしいと思います。